涼しくなっても要注意! マダニって?

2014年9月30日

マダニをご覧になられた事はありますか?
 マダニはクモの仲間で足が4対、8本生えてます。
 生涯エサとするのは動物の血液だけで、動物に寄生しないと生きていけません。必ず動物に寄生する、と言うのがポイントです。

 卵から孵化した幼ダニが、吸血し脱皮して若ダニへ、若ダニが吸血し脱皮して成ダニ、
 と生まれてから2回脱皮しておとなになります。
 マダニは、動物に気付かれないように痛みや痒みを感じさせない工夫をして、毎回約1週間
 寄生したまま、じっくり血を吸ってお腹いっぱいになったら動物から離れて脱皮するの
 です。血を吸ってお腹いっぱいになると、吸血前の大きさの200倍ぐらいまで大きくなり、
 大きいときは小豆大ほどになります。
 まるい形をしているので、飼い主の方はイボやでき物と勘違いされるケースが多いです。
 雌の成ダニは吸血して、お腹いっぱいになると動物から離れて卵を産みます。
 それも、一度に数千個も産むのです。この卵が幼ダニになって、また動物に寄生することに
 なるのです。

  1年を通して寄生される危険性がありますが、特に5〜7月の梅雨の時期にマダニの数が増えますので、注意が必要です。
しかし、最も気を付けなければならないのはちょっと涼しくなる秋。マダニには1年で2回増える時期があり、もう一つの季節が9〜11月。実はこの時期が1年で最もマダニが増えると言うデータがあります。そろそろ涼しくなって来たからと油断しないようにしましょう。

 マダニが付くことで怖いのは病気。
 昨年掲載したワンちゃんが命を落とす危険性のある犬バベシア症やニュースなどで取り上げられている我々人間に影響のある重症熱性血小板減少症候群:通称SFTSなど危険な病気を運んで来ます。

 もし、マダニが付いていたり、イボやホクロみたいなでき物が出来ていたりしたら、いじったり触ったりせずに一度動物病院までご相談ください。無理に取ろうといじってしまうと、マダニの体の一部が皮膚の中に残ってしまったり、マダニが持っている病原体やアレルギーの原因となる物質などを寄生している動物に注入してしまう危険性があります。

 お外に出るペットはもちろんですが、外に出ないペットも私たち人間が外出した際にマダニをお部屋に持ち帰ってしまい食いつかれる可能性もゼロではありません。うちの子は大丈夫ではなく、万が一を考え、感染する前に予防など出来ることから始めませんか?

  ペットを連れてお出かけの予定がある方やお散歩に行かれる方、室内飼育だけど心配な方、お気軽に動物病院までご相談下さい。

 

 

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