市町村が主催する集合狂犬病予防注射について

2014年7月25日

 ワンちゃんを飼っておいでの皆さんは御存じでしょう。
 そうです。毎年春先になると市役所などから葉書が届きますね?
そして、公園や公民館その他公共の場所で行われる狂犬病の集合予防注射のことです。

 

 狂犬病は、人と動物の共通感染症であり、人や動物が万一感染し発症すると最新の医療を駆使しても100%近く死亡する恐ろしい病気です。
 このため、私たち公益社団法人埼玉県獣医師会は昭和24年に社団法人として創立以来60年以上に亘って埼玉県における狂犬病予防に努力してまいりました。
 昭和25年には狂犬病の脅威から人を守るために狂犬病予防法が施行され、「生後91日以上の犬は、狂犬病の予防注射を受けなければならない」と定められました。これ以降、私たち、公益社団法人埼玉県獣医師会は、埼玉県・保健所・市町村と一体になって埼玉県に狂犬病を入れない・出さないを掲げて集合狂犬病予防注射などを通じて予防の徹底に努力しております。

 

 私たちは、公益法人としてこの集合狂犬病予防注射という公共性の高い事業に参加するに当たっては、次のとおり取り組んでおります。

1 実際に現場で注射などをする獣医師会員は全て経験豊かな獣医師です。

2  埼玉県獣医師会の集合予防注射実施者の先生方はコンプライアンスの徹底に努めるとともに、必ず狂犬病に関する講習会を受講して安全性と確実性を追求し、それぞれのレベルアップを図っています。さらに、各地域の集合狂犬病予防注射の実施日には、不測の事態にも対応できる獣医師が、各保健所単位で待機しております。

3 また、本年度の注射料金については、各市町村、そして、飼い主の皆さまのご意見をくみ取りつつ、薬品・医療機材などのさらなる効率的な調達や徹底した廃棄量の削減に努め、安全性・確実性を維持しながら昨年と同じ金額で行うことが出来ました。

 昭和から平成に及ぶ60有余年に亘り私たちはこうした活動を地道に実践してまいりました。
これからも、私たち、埼玉県獣医師会は、公益社団法人として市町村と共に、そして、何よりも、犬の飼い主である皆様と共に集合狂犬病予防注射を通じて、埼玉県を恐ろしい狂犬病から守って行きたいと考えています。

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