αリポ酸は猫には大変危険です

2009年8月22日

 

○αリポ酸とは

αリポ酸は別名チオクト酸とも言われ以前は医薬品として取り扱われていましたが、2004年3月からは一般の健康食品やサプリメントとして販売できるようになりました。αリポ酸は細胞内でのエネルギー生成の際の補酵素として働き、抗酸化作用もあります。このため、サプリメントとしての効果としては、疲労回復、痩身、抗老化などがうたわれている事が多いようです。
ヒトにおいては適切に使用すれば安全だろうと考えられています。

○猫には危険

ところが、このαリポ酸が猫においては重大な急性肝臓障害を引き起こす事が国内外で知られ始めています。しかも困った事に猫はこのαリポ酸が好きらしいのです。袋入りのものを食いちぎって盗食をすることもあるようです。猫においての最大耐量は30mg/kg以下と報告されています。人用のサプリメントに含まれるαリポ酸の量は一定ではないので一概には言えませんが、一錠に100mg以上含有しているものが多く3kg位の体重の猫では1錠でも危険になる可能性があります。誤って食べてしまった時の症状は、よだれ、異常な興奮、運動失調(ふらつき)、食欲不振などです。また60mg/kg以上の摂取では死亡例も報告されています。今のところ解毒剤、特効薬がありませんので、飼い主さんが気をつけてあげるしかありません。αリポ酸を含むサプリメントは容易に開かない扉の奥に保管して下さい。

人に有益な物質が犬や猫に毒として働くこともあるのです。

会員ページログイン

ID・パスワード入手方法は会報をチェック!

獣医師会について

活動案内

獣医師の仕事

ペット関連情報

野生動物関連情報

入会案内