傷ついた野鳥について

傷ついた野鳥を保護した場合には、なるべく早くに近くの診療施設へ受診してください。
野鳥にとって人間に保護されるということは、重体であることと、大変なストレス下にあるということです。
不適切な餌や治療は、傷病鳥にとってさらなる大きなストレスになってしまいます。
夜間などに保護された時など、すぐに連れて行けない場合には、段ボールなどの入れ物に入れ、温かく保温(25~30度)の上、静かなところに置き、安静にしてあげて下さい。

繰り返しになりますが、野鳥は種類によって餌が違いますし、一般の方が世話をされることにより、より状態が悪化していることも多く見受けられます。保護されたらなるべく早く診察を受けてあげてください。

診察を受けられる前に

保護診療施設については、(公社)埼玉県獣医師会もしくは埼玉県自然環境課にお問い合わせ下さい。
野生鳥獣の種類によっては診療ができない場合がありますので、必ず事前に保護動物の診療ができるか、各診療施設にご確認してください。

野鳥の飼育について

野鳥はどのような理由でも飼育は法律違反です。しかし、埼玉県では野生復帰できない鳥や野生復帰までのリハビリの期間、保護鳥獣を飼育できる鳥類保護ボランティア制度があります。鳥類保護ボランティア制度の詳細については、保護診療機関もしくは埼玉県自然環境課にご相談下さい。

ご注意

・保護施設・動物病院まで運んでいただく事があります。
・保護した方に放鳥までの世話をお願いすることもあります。
・保護された動物種・施設の状況によっては、対応できない場合もあります。

埼玉県東部環境管理事務所(傷病野生鳥獣の保護)

足輪のついたハトを保護したら

足輪のついているハトはレース鳩です。個人所有の物であり、治療には持ち主の方の許可が必要になります。速やかに下記の問い合わせ先で、持ち主を調べてもらい、保護したことをご連絡してください。足輪にかかれている文字によって所属団体が異なりますのでご確認ください。

足輪についている文字

【JPN】

(一社)日本鳩レース協会
東京都台東区上野公園17-11
【TEL】0120-810-118(迷鳩紹介専用)

【NIPPON】

(一社)日本伝書鳩協会
東京都江東区清澄1-2-1読売江東ビル内
【TEL】03-3820-4113

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