わんちゃん・ねこちゃんの歯周病の予防(歯みがき)について

2014年9月26日

 今回は歯周病の予防について、飼い主として自宅でできることは何か?を考えてみましょう。

 まず飼育しているわんちゃん・ねこちゃんの口の中を確認してください。白い歯にうっすら黄色いものが付着していないでしょうか?それは歯周病の始まりかもしれません。今後の進行を妨げるために自宅でできる予防を行いましょう。

 ①  歯ブラシや歯磨き粉による予防法(効果→大)
   歯垢(プラーク)が歯石になるのは4日程度といわれています。毎日歯みがきを行うことで確実に歯石や歯周病を防ぐことが出来ます。 

歯ブラシ、歯磨き粉の種類;歯ブラシは柄にブラシが付いた歯ブラシやシリコン製の指サックタイプ、手袋の先に細かい繊維が付いた手袋タイプ、不織布でできた歯みがきシートなどがあります。歯磨き粉はペースト状のもの、ジェル状のもの、液状のものなどがありますがどれも口をゆすがないでよいものが使用されています。 

方法;まずは2週間程度歯磨き粉を舐めさせてあげてください。この作業により、口に指が入ることや歯磨き粉を口にすることに徐々に慣れていきます。
    嫌がらずにやらせてくれるようになったら指に歯磨き粉をつけて歯~歯肉をやさしくマッサージしていきます。
   指で歯みがきをすることにも慣れてきたらいよいよ歯ブラシです。柄のついた歯ブラシを使う場合は歯と歯肉の境目を中心に斜め45度の角度であててやさしく磨いてあげてください。
   その他のもので磨く場合も歯と歯肉の境界部を中心に歯全域をやさしくマッサージしてあげてください。
   最後に指で歯の表面のぬめり(プラーク)が無くなったことを確認して終了となります。

※(注意点)歯石になったものは歯石除去の処置が必要です。かかりつけの先生とよく相談して除去治療をお勧めします。歯磨きは歯石になる前段階の予防です。

②  歯みがきガム、ビスケット、歯みがきスプレー(効果→中)
  
歯石除去効果のあるこれらのグッズを使うことで予防します。ただし歯の隅々まで行き届くことはないので歯ブラシほどの効果は期待しないほうが良いでしょう。歯ブラシによる歯みがきの補助としてや、歯ブラシが苦手なわんちゃん・ねこちゃんに行う手段として効果的です。

③  ウェットフードや半生のフード、おやつを避ける(効果→小)
   ドライフードよりもウェットフードや半生のフード類は歯の周囲に溜まりやすいのでプラークを形成しやすくなります。これらのものを避けることで歯石の形成を抑えます。

 

   いかがでしょうか?3歳以上のわんちゃんの80%が何らかの口腔内疾患を抱えていると言われています。早期に歯みがきを行うことは、歯みがきに慣れるためや歯周病になる前に予防を行うという観点から重要です。ぜひチャレンジしてみてください。また、歯石がもうすでにある場合や歯周病が進行している場合はまずかかりつけの先生とよく相談をして治療計画を立て、その後歯みがきによる予防を始めることをお勧めします。

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